開催に至った背景について)

群馬県の少年野球人口(スポーツ少年団加盟)は平成21年の約6600名から平成28年の約4600名へと2000名も激減してきています。競技人口の減少によって、選手が少なくなり投手が一人で投げざるを得ない状況、投手捕手の兼任、さらには低学年から試合に出たり、大会での勝利を目的として練習量が増加することなど、さまざまな問題で競技人口減少からなる野球肩肘障害の発生が増加するという悪循環が生じております。

昨今、野球における投球過多、練習過多による障害の話題も多く見られますが、小学生ではまだ未熟な骨格で成長において差があるものです。同じ年齢でもすべての選手が同じような練習に耐えられる訳ではありません。小学生の時に肘を痛めた子の約半数は、高校でも肘の痛みが再発します。一方で、小学生の時に痛めていなければ発生率は10%以下になります。つまり、未熟な骨である小学生の時期に、過度な練習で痛みを抱えてしまうとその後の肘痛の再発率がかなり高くなります。野球を楽しむ前に障害で野球ができなくなっている選手たちが実はたくさんいるのです。甲子園での球数が多くても大丈夫な選手も稀にいますが、そこにたどり着く前に肘を壊して試合にすら出られない選手が非常に多く存在していますが、メディアではまったく発信されてません。おそらく皆様の身近にもそのような選手がいることを聞いたことがあると思います。

数年後の将来に、学童期での障害が原因で全力で投げられないという状況だけは、今後無くなることを願います。小学生では焦らず障害発生をさせないよう伸び伸びと野球好きになるよう育てることが第一だと思います。

開催の目的)

本企画は、まだ野球を始める前のこどもから小学生野球選手およびその指導者、保護者を対象とし、学童野球から投球障害予防の概念を普及するとともに、野球を楽しむためのイベントとして開催します。

選手をうまく育成する指導方法を模索し、指導者の資質向上と障害予防の意識の高揚を図ることを目的としております。また、今後、小学生における野球競技人口減少の歯止めとなるよう群馬県の野球関係団体と協力し、野球関係者の皆様に野球の楽しさを再確認してもらうことが目的です。

今回、群馬県内の野球障害の治療と予防に取り組む病院で連携し、毎年開催されていましたスポーツ少年団指導者講習に付属して野球肩肘検診、予防のためのストレッチ指導、元プロ選手から指導者への野球指導教室、実践できる野球トレーニング教室、保護者に対しても栄養学、野球医学の座学、まだ野球を始めていないこどもたちも参加できる三角ベースボールの野球体験などを企画しました。そして、現役高校野球選手たちと小学生が一緒に野球で遊びながら、教えることの楽しさ、教わることの楽しさを体験してもらえればと思います。少年野球から野球肩肘の障害を予防し、さらには野球競技人口増加のための一助になればと思います。

開催に当たり、全日本軟式野球連盟様、群馬県野球連盟様、群馬県スポーツ少年団様、群馬県高等学校野球連盟様、また朝日新聞前橋総局様、毎日新聞前橋支局様、上毛新聞社様には、この度ご後援の程快諾してくださりましたことを改めて感謝申し上げます。

最後に、慶友整形外科病院 宇沢充圭理事長のご理解により開催することができましたことをこの場を借りて深く感謝いたします。

 

 

 

 

 

 

 

主催代表

古島弘三

慶友整形外科病院 スポーツ医学センター長

 

ぐんま野球フェスタ2019の開催にあたって)

こんにちは。群馬県の小学生の皆さんが、ケガなく、楽しく、野球をいつまでも行えるように、からだのチェック(野球肩肘検診・エコー検診)を担当させていただきます。今回の検診の目的は、大きく2つあります。①投球障害の早期発見と、②投球障害の予防です。

『投球障害の早期発見』

今回のぐんま野球フェスタの会場で行う検診の目的は、主に、投球障害の早期発見です。小学生の投球障害で最も多いのが肘の障害です。これから皆さんの肘に起こるかもしれない、また起こっているかもしれない肘の障害を、超音波(エコー)を用いて、チェックします。

投球障害の原因は、高校生、大学生、プロ野球選手を対象とした研究において、股関節や体幹、そして肩甲帯などの柔軟性や筋力、バランスなどの全身のコンディションに関連があると言われています。今回の検診では、全身のコンディションをチェックし、理学療法士によるストレッチなどの指導を行います。

『投球障害の予防』

検診参加後、指導されたストレッチをどの程度実施できたか、シーズン中の肩や肘の痛みが起こったか、などに関するアンケート調査を実施します。この結果をもとに、シーズン前にどのようなコンディションが、シーズン中のケガに影響するか、また、ストレッチの障害発症予防効果を検証します(高校野球投手では検証されており、有用なストレッチです)。さらには、小学生野球選手に特有な障害発症予防プログラムの開発することも考えております。

野球をプレーするみんなの輝かしい夢への実現のために、お手伝いができればと思っています。我々のメディカルサポートに対して、どうぞご理解、ご協力いただけますよう、お願い申し上げます。ぐんま野球フェスタ2019に多くの方々がご来場し、多くの選手が野球肩肘検診を受けられることをお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

主催

田鹿 毅

群馬大学整形外科 手・肘班チーフ

設楽仁

群馬大学整形外科 肩班チーフ

 

ご挨拶)

慶友整形外科病院の古島先生には当院で少年野球障害を中心とした外来を担当していただき、先生のご指導のもとリハビリテーションスタッフも少年野球肘のような障害予防指導に携わることができるようになりました。

そのため今回のぐんま野球フェスタ2019の開催に際しまして当院でも出来る限りのご協力を致したく主催に加わらせていただきました次第です。今回は当院リハビリテーションスタッフによるケガの予防の指導に加え、運動中に生じる熱中症等などによる事故や心臓震盪(しんとう)のような重篤なケースに対するAEDを用いた心肺蘇生の指導を前橋赤十字病院高度救命救急センター長兼救急科部長中村光伸先生もお招きし講演を行う予定としております。AEDの体験等は指導者や保護者の大人の方に加え、小中学生も参加できますので、多くの方々にご来場頂ければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

主催

鶴谷英樹

鶴谷病院 理事長

 

ぐんま野球フェスタ2019の開催にあたって)

皆さん、はじめまして!このぐんま野球フェスタ2019は「楽しく野球をしたい」、「野球がもっと上手になりたい」というお子さんの気持ちと、「ケガなく野球をいつまでも続けさせてあげたい」、「野球を通じてたくさんのことを学んで欲しい」という私たち大人の気持ちを一つにすることができるイベントです。選手やご家族の皆さん、指導者や医療関係者の方々など野球に関わる全ての方が楽しめる企画を用意しました。たくさんの方の参加をお待ちしております!

 

 

 

 

 

主催

山本敦史

ぐんまスポーツ整形外科 院長